仙台市青葉区一番町4丁目、にぎわいの中にたたずむビル。この一角で2年間営業していた天ぷら屋が、惜しまれつつも暖簾を下ろしました。売主様は、長年にわたり家族で天ぷら屋を営んできた個人事業主様。ところが、体調不良や家庭との両立が難しくなり、やむなく店舗を手放す決断をされました。
この場所に可能性を見出したのが、複数の飲食店を展開している法人様。仙台名物である牛タンを主軸とした新業態の出店を視野に入れ、金額と賃料のバランスの良さに惹かれご契約いただきました。現時点ではまだオープンしていないものの、「いい物件はまず押さえる」という戦略のもと、時間をかけてじっくりと事業計画を練っている最中です。
長年親しまれた味の記憶が刻まれた空間に、新たな物語が始まろうとしています。ご家族で守ってきた店の跡地で、次はどんな「美味しい」が生まれるのでしょうか――。